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糖尿病は、今ではかなり多くの人が「知っている、聞いたことある」病気でしょう。でも、まだ糖尿病は「他人事」と
とらえている方が多い様に思います。
日本での糖尿病患者数は、約 740万人以上と推定されています。
また、糖尿病になる一歩手前の人、つまり「糖尿病予備軍(境界型・境界線)」と呼ばれている人は、約880万人以上いるといわれています。
合計すると、日本では約1620万人以上の人が、「糖尿病もしくは糖尿病になる危険性がある」、ということになります。
これは、見方を変えれば、なんと大人の人の約6人に 1人が糖尿病か糖尿病予備軍である、ということがいえます。これは驚くべき割合ですね。
40歳以上の方にしぼって見てみますと、糖尿病の患者さんは 約 9人に 1人にもなります。
では、なぜ糖尿病の患者さんはこれほど増加してしまったのでしょうか?
まずは終戦後から変化してきた「食生活」にあるでしょう。食べ物がとても豊かになり、肉などの脂っこいものや、高カロリーのものなど、食が欧米化したことも原因の一つと言えます。
さらに、運動不足もあります。今では一家に一台は当たり前となった自動車は、歩く機会を減らしました。交通が便利になるというメリットに引き起こされたデメリットですね。
そして、ストレスも大きな原因です。ストレスによる過食や、お酒などの量が増えたりするのも、糖尿病の方の増加に大きく関わったと言えるでしょう。
糖尿病が「生活習慣病」といわれるのは、このような日々の生活に関わる病気だからです。
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