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超速効型インスリン製剤
(ちょうそっこうがたいんすりんせいざい) |
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超速効型インスリン製剤(超速効型インシュリン製剤)とは、インスリン療法で使う薬の一種で、専用の注射によって、体内に注入します。
作用があわられるのがとてもはやいので、注射した後、数分以内に効果が出てきます。
作用持続時間は、約3〜5時間と短いので、注射するタイミングは食事の直前に行います。
インスリンは、食後の血糖値の上昇に合わせて急速に分泌されます。超速効型インスリン製剤を食事の直前に利用することで、インスリンの分泌パターンにかなり近い作用が期待できます。そして、作用時間が短いので、速効型インスリン製剤に比べれば低血糖になることがかなり少ないです。
しかし、超速効型インスリン製剤を使う際には注意も必要です。それは、作用が切れた後に高血糖になりやすくなるので、間食を減らす必要があります。さらに、基礎インスリン分泌にあたるインスリン製剤の注射量を増やす必要もあります。
ちなみに、インスリン製剤は血糖値をさげる作用のある薬ですが、その作用のあらわれる速さと持続時間の長さによって、いくつかの種類があります。
その種類は、上記の超速効型インスリン製剤、そして速効型インスリン製剤、中間型インスリン製剤、混合型インスリン製剤、持続型インスリン製剤、時効型インスリン製剤、などがあります。 |
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