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硝子体手術とは、硝子体出血を起こして出血が引かすに、視力障害を起こしたり、網膜剥離を起こして、まったく見えなくなってしまった方の目の視力を回復するための手術です。
硝子体手術は、顕微鏡を使っておこないます。、とても高度な精密さが要求される手術です。成功すれば濁りは取れます。しかし、網膜が剥離した場所によっては視力が回復しないこともあります。
糖尿病性網膜症は初期の段階では、血糖コントロールでその進行を抑えることができますが、さらに進むと、血糖コントロールだけではむずかしくなります。
その時は光凝固療法という、レーザーをつかった治療法で網膜症の進行を防ぐことができます。
しかしさらに網膜症が悪化していまうと、光凝固療法での治療が効果的ではなくなり、硝子体手術が必要となります。
糖尿病性網膜症は、症状を回復することは難しく、起きてしまった症状をくい止めることが基本となります。網膜症に確実に効く薬はまだありません。
ですので、糖尿病性網膜症は、早期発見、早期治療、そして良好な血糖コントロールが大切です。悪化させなければ、怖いことはありません。
ちなみに、硝子体(しょうしたい)とは、眼球の形を保ち、入ってくる光を屈折させる働きをしています。眼球の内部のほとんどを満たしていて、無色で透明のゼリー状、卵白より少し固く、99%が水からなります。
糖尿病性網膜症に関して、さらにくわしくは、「糖尿病の3大合併症」のカテゴリの「3大合併症 〜糖尿病性網膜症」のページからご覧ください。 |
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