新生血管糖尿病性網膜症

　当サイト「知って健康！糖尿病」では、糖尿病に関する基礎知識・予防・情報や用語集などを掲載しています。糖尿病は今ではどんな方でも他人事ではない病気として広く知られてきましたが、まだ糖尿病に関して詳しくご存じない方もいらっしゃるでしょう。危険なのは「知らないこと」です。知ってさえいれば気をつけることができ、糖尿病を予防することができます。また、すでに糖尿病である方、そしてご家族など近しい人が糖尿病である方は、自分のため、また大切な人のために、「知る」ことが役に立つと思います。糖尿病をよく知り、糖尿病とうまく付き合っていくために活用して頂ければとても嬉しいです。

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糖尿病用語集「し」

新生血管

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	新生血管（しんせいけっかん）

　新生血管とは、網膜で使われていた細い血管が詰まるなどで血液が通らなくなってしまった時、それを補うために急いで作られる新しい血管のことです。

　新しい血管とはいっても、これはとてももろく破れやすいので、新生血管ができると網膜は非常に危険な状態となります。

　糖尿病の 3大合併症の一つである「糖尿病性網膜症」になり、その状態がある程度進行すると、網膜の毛細血管が詰まってしまうので、新生血管ができてしまいます。

　新生血管は網膜上に誕生し、やがて網膜からたちあがって、目の中にある硝子体という部分に入り込んできます。

　このような状態で、血圧が上がったり、強い衝撃を受けたりすると、新生血管が破れて出血してしまいます。

　網膜上で出血が起きたものを「眼底出血」といいます。そして、硝子体に入り込んだ新生血管が破れて出血したものを「硝子体出血」といいます。

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