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神経とは、情報や運動などをするための指令を伝え続ける人体内のネットワークです。
神経は、脳と脊髄からなる中枢神経(ちゅうすうしんけい)と、中枢神経から枝分かれして出ている末梢神経(まっしょうしんけい)に大きく分けられます。
体中に張り巡らされている末梢神経の働きは、脳の指令を伝えたり、逆に体からの情報を脳に伝えたりします。
そして末梢神経は、運動神経、知覚神経、自律神経に分類することができます。どの神経も、ニューロンという神経細胞と神経線維の集まりで、全ての情報は電気信号になって、ニューロンからニューロンへと伝えられていきます。
運動神経は手や足の動きを担当し、知覚神経は痛みや冷たさなどを感じます。自律神経は前の2つとは性格が違い、内臓の働き、ホルモンの分泌、発汗・体温の調整などの機能のコントロールします。
糖尿病の合併症である糖尿病性神経障害が起こりやすいのは、末梢神経と自律神経です。特に障害を受けるのは、末梢神経である場合が多いです。 |
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