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糖尿病の3大合併症である糖尿病性神経障害を調べるための検査は、下記の方法で行います。
まず、腱反射検査をおこないます。これはゴム製のハンマーで膝やアキレス腱を軽くたたいて反応をみます。たたいた時に、膝下が跳ね上がらなかったり、アキレス腱をたたいた時に足の筋肉が反射的に収縮しなかったりするなど、反応が無い場合は、神経障害が起こっている可能性があります。
症状が進んでいる場合は、皮膚の知覚テストを行います。さらに、振動覚検査、神経伝導速度検査をすることもあります。
皮膚の知覚テストは、触覚・痛覚検査とも呼ばれ、針で皮膚を軽くつっついたり、皮膚を筆でなでたりして調べます。何も感じないと、神経障害を起こしています。
振動覚検査は、振動させた電動音叉計を足のくるぶしやすねに当てて調べる検査です。振動の感じないと、神経障害を起こしています。
神経伝導速度検査は、知覚神経と運動神経を電気刺激が伝わる速さを調べる検査です。伝わる速さが遅いと神経症がである可能性があります。 |
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