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糸球体は、腎臓のろ過機能をつかさどるところです。たくさんの細小血管が集まって、糸を丸めて球状にしたような器官です。この細小血管によって、血液の老廃物などの成分をこし分けて、尿として排出します。
高血糖は、まず細小血管を破壊するので、腎臓の細小血管にも障害が出ます。これを糖尿病性腎症といいます。
糖尿病性腎症は糖尿病の 3大合併症として、糖尿病の方によくみられる症状です。悪化すると腎臓の機能が低下し、さらに進むと腎臓がまったく機能しなくなります。
腎臓が機能しなくなってしまうと、血液の老廃物をろ過することができなくなるので、その代わりとしての治療である、透析療法(とうせきりょうほう)を行います。
透析療法は、人工の機械へ血液を送って、血液の老廃物を取り除き、そして、体に血液を戻すという治療です。人工透析(じんこうとうせき)ともいわれます。
人工透析は、1週間に 3回ぐらい行う必要があるので、そのつど通院して、しかも
1回の透析にかかる時間は 5時間ぐらいかかるので、かなり生活に負担のかかる治療です。
ですので、糖尿病はなるべく初期の段階から、しっかりと治療することが望ましいのです。 |
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