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シックデイとは、風邪を引いて熱を出したり、食欲が無くなる、下痢や嘔吐で食べられなくなるなどの病気にかかっている状態のことです。
糖尿病の飲み薬である経口糖尿病薬や、インスリン療法中の方がシックデイの状態になったら注意が必要です。
病気により食事がとれないからといって飲み薬やインスリン注射をやめてしまうと、とても危険です。
その理由は、発熱したりすると、肝臓に蓄えられているグリコーゲンが分解されてブドウ糖となり、それが血液中に送られるので、血糖が高くなりがちになります。
このような時に飲み薬やインスリン注射しないと、インスリン不足となり高血糖をおこして、昏睡状態になる危険性があります。
このような事態を招かないためのシックデイ対策としては、まず安静にして、医師に連絡をしましょう。医師から飲み薬の量やインスリン製剤の量をどうするのかを聞きましょう。
そして、水分と炭水化物の補給をしましょう。スポーツドリンクのような塩分やミネラルを含む飲料がよいでしょう。
そして、簡易血糖測定器で血糖値を測りましょう。300mg/dl 以上の高血糖状態、または、70mg/dl 以下の状態になってしまったら、医師に連絡して指示を受けてください。
いざという時にあわてないために、医師には事前にシックデイの状態になったときの対処方法をアドバイスしてもらっておくようにしましょう。 |
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