持続性タンパク尿期

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 持続性タンパク尿期
 
(じぞくせいたんぱくにょうき)

 持続性タンパク尿期とは、糖尿病の合併症である糖尿病性腎症の進行程度を示す時期のことです。顕性腎症(けんせいじんしょう)の時期ともいわれます。

 持続性タンパク尿期では、常に尿にタンパク質が出てしまう状態です。腎症もある程度悪化してしまっている状態で、腎臓の糸球体の約 50%がおかされていると考えられます。

 この時期には、腎臓そのものの機能が低下してきています。血圧の上昇、眼底出血、神経障害、なども見られるようになります。

 糖尿病性腎症の時期は、第1期から第5期まであり、腎症前期(第1期)、早期腎症(第2期)、顕性腎症(第3期・持続性タンパク尿期)、腎不全期(第4期)、透析療法期(第5期)、とわけられます。

 一般には、微量アルブミン尿が出始めてから(第2期の早期腎症から)10年が経過すると、顕性腎症に移行するとされています。

 糖尿病性腎症に関しては、「糖尿病の3大合併症」のカテゴリページを、顕性腎症に関しては「糖尿病性腎症の第3段階 〜顕性腎症」のページでくわしく解説させて頂いていますので、ご覧ください。

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