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自律神経とは、内臓の働き、発汗の調整、体温の調整、血圧の調整、ホルモンの分泌など、本人の意志で止めたり速めたりできない体の働きを調整している神経です。
自律神経に障害が起こると、冷えやほてり、異常な汗、便秘と下痢、排尿がうまくいかない、勃起障害、立ちくらみ、などのいろいろな症状が起こります。
糖尿病には、3大合併症の1つに糖尿病性神経障害というものがあります。
人間の神経は、脳と脊髄で構成される「中枢神経(ちゅうすうしんけい)」と、そこから枝分かれして全身の各部位を結ぶ「末梢神経(まっしょうしんけい)」に大きく分けることができます。
このうちの「末梢神経」は、痛みや温度などを感じる「知覚神経」、手や足の動きをつかさどる「運動神経」、そして、内臓やホルモンの分泌を調整する「自律神経」に分かれています。
糖尿病で高血糖になると、この末梢神経の細胞が障害を受け、知覚神経・運動神経が調節している体のいろいろなところの調子が悪くなります。 |
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