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腎性糖尿とは、血糖値が正常でありながら、尿に糖が出てしまう状態のことです。これは、腎臓の尿細管でのブドウ糖を再吸収する働きが低いことが原因です。
腎性糖尿は、糖尿病ではありません。年齢が若い人が、血糖値は正常なのに尿糖がでてしまうことが多く、生まれつきの体質であることが多いとされています。
腎性糖尿の方が糖尿病になりやすい、ということもありません。糖尿病になる確率は一般の人と同じです。
尿に糖が出ているかどうか調べるのに、尿糖検査というものがあります。これは専用の試験紙を尿に浸して、その色の変化で尿糖が出ているかどうかを調べるものですが、この検査で尿糖が出ているという結果がでても、腎性糖尿である場合は糖尿病ではないので、尿糖検査だけでは、糖尿病をはっきり判別することはできません。
はっきり判別するには、血糖値を測定する必要があります。 |
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