|
自覚症状とは、痛みや不快感のように、本人でなければわからない病気の状態や症状のことをいいます。病気である本人がどのように感じているかということですので、個人差が出る場合もあり、曖昧なものともいえます。
それに比べて、他覚症状は、自覚症状以外の病気の状態や症状のことです。検査などにより、はっきりと病状が確認できるものをいいます。
糖尿病に関していえば、初期の糖尿病には自覚症状がありません。糖尿病の初期の状態は、血糖値が上がりすぎてしまい、なかなかさがらなくなります。これはとくに痛みなどが出るものではないので、血液検査などで血中の血糖値を測ってみないとわかりません。
検査による血糖値などの数値ではっきり糖尿病であるとわかる、これは他覚症状です。つまり糖尿病の早期発見は定期的な検査による他覚症状により発見するしかありません。
糖尿病を早期発見するには、最低でも 年1回の健康診断を受けるようにしましょう。糖尿病と診断されたら、自覚症状がないからといって放置せずに、しっかりと治療していきましょう。
糖尿病の初期状態をほうっておくと、合併症という糖尿病の本当の怖さが襲いかかってきます。合併症に関しては「糖尿病の3大合併症」と「糖尿病 その他の合併症」のカテゴリをごらんください。 |
------------------------------------------
------------------------------------------
|
|