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脳血管障害とは、脳の血管でおこる障害で、脳の血管がつまったり、血管が破れて出血することによって、脳の組織が障害をうける病気の総称です。
脳血管障害はいくつかの種類があります。それは、「脳卒中」、「一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)」、「無症候性脳血管障害(むしょうこうせいのうけっかんしょうがい)」、「脳血管性痴呆(のうけっかんせいちほう)」などです。ただ、脳血管障害の大部分は脳卒中なので、脳血管障害というと脳卒中のことを指す場合がほとんどです。
脳卒中とは、脳血管障害の大部分を占め、片麻痺(かたまひ)、言語障害(げんごしょうがい)などの神経症状が急に現れて、24時間以上続く症状です。
そして神経症状が 24時間以内におさまるものを「一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)」といいいます。
さらに脳卒中は、脳血管が破れてしまうことによる「脳出血」、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)の破裂による「くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)」、脂肪の沈着などによって血管が詰まり、脳の血流が途切れる「脳梗塞(のうこうそく)」に分類されます。
糖尿病の方は、脳梗塞が起こりやすいです。 |
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