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高血糖とは、血液の中のブドウ糖の量が通常よりも以上に高い状態のことです。
糖尿病は、血液の中のブドウ糖をエネルギーとして利用するために働くインスリンの作用が不足することでおこります。
インスリンの作用が不足すればブドウ糖が利用されにくくなり、血液の中にいつまでも大量に存在することになります。この状態が高血糖で、高血糖が慢性的に続いてしまうことが糖尿病の本質です。そして、糖尿病は、様々な合併症を引き起こします。
ブドウ糖は血管を破壊していきます。もちろん、血管を破壊するのには長い時間がかかるので、少しの間、血液の中に大量のブドウ糖がある状態で、その血液が体中を流れたとしても、なんの問題もありません。
それどころか、ブドウ糖は私たちの活動するエネルギーですので、体中の細胞に供給される必要があります。それに高血糖の状態は、
食後などには誰でもなる状態で、血糖値は 1日の間で上がったり下がったりするのが普通です。
問題なのは、高血糖の状態がずっと続いてしまうことです。高血糖が何年〜何十年とつづいているのにそのままにしておくと、血糖の高い血液が毛細血管を破壊していきます。
毛細血管が破壊されることで起こるのが、糖尿病の合併症と呼ばれるものです。
糖尿病の合併症については、左メニューの「糖尿病の3大合併症」と、「糖尿病 その他の合併症」のページをご覧ください。 |
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