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強化インスリン療法
(きょうかいんすりんりょうほう) |
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膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンの分泌には、基礎分泌と追加分泌があります。
空腹時、食間、昼、夜など、人は絶えず少量のインスリンが分泌されています。これ「基礎分泌」といいます。
そして、食後など、食べたエネルギー量に合わせて、またインスリンが分泌されます。これを「追加分泌」といいます。
健康な方は、この基礎分泌と追加分泌によって、うまく血糖をコントロールされて、ブドウ糖をエネルギーとして利用することができます。
強化インスリン療法とは、上記のような健康な人と同じインスリンの分泌パターンにするために、1日に
3〜4回インスリン注射をする方法です。
速効型、中間型、持続型のインスリン製剤を組み合わせて、糖尿病の方の症状などに合わせて使うタイミングや量を判断します。
強化インスリン療法は、これまでのインスリン療法よりも正確に血糖コントロールができること、高血糖に対してもより効果的であること、より強力であること、という点から、強化インスリン療法と呼ばれています。
強化インスリン療法は、医師が必要かどうかを判断して行います。絶対に血糖値を上げたくない若い方や妊娠している方が行う場合があります。 |
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