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起立性低血圧とは、いわゆる「立ちくらみ」のことです。急に立った時に血圧が下がり、一時的に脳に血液が流れなくなることで、一瞬、目が見えなくなったり、めまいがしたり、失神するなどの症状が出やすくなります。
普通は、横になっている時と立っている時で血圧をなるべく一定に保つように調整されています。この調整をしているのが自律神経です。
高血糖によって、自律神経に障害が起こると、血圧の調整がうまくいかずに、起立性低血圧が起こりやすくなります。
さらにひどくなると、立った後、平衡感覚が保てなくなり、しばらくふらついたり、歩き始めると目の前が真っ暗になったりなどの症状が出ます。さらに血圧が下がってしまったまま回復しないこともあります。
糖尿病の方が、起立性低血圧を起こさないようにするには、血糖コントロールをしっかりおこなって、急激な血糖変化を起こさないこと、そして脱水状態にならないようにすることです。
横になっている状態から立ち上がる時は、急に立ち上がらずに、ゆっくりを立ち上がるようにしましょう。 |
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