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血液中のインスリン濃度
(けつえきちゅうのいんすりんのうど) |
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血液中のインスリン濃度である血中インスリン値を調べるには、「血中インスリン検査」を行います。これは膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンがどれぐらいの量が分泌されていて、分泌される時間・タイミングがどうなっているのかを調べる検査です。
健康な人の場合、インスリンは、血液中にブドウ糖が増えることで、膵臓のβ細胞(ベータさいぼう)が刺激されて血液中に分泌されます。
ですから、通常、血中インスリン値は血糖値の変化とほとんど同じように上下します。食事を食べて血糖値が上がると、インスリンが分泌されるので、血中インスリン値が上がり、血糖が下がると血中インスリン値も下がります。
しかし、糖尿病の方の場合、この血糖値と血中インスリン値の上がり下がりが一定しません。分泌されるべき時に血中インスリン値が上がらなかったりします。
このような不安定なインスリンの分泌は、2型糖尿病の特徴とされています。この血中インスリン検査でどのタイプの糖尿病なのかを判断するための参考にもなります。 |
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