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解熱鎮痛薬とは、痛みを和らげたらり、熱を下げたりする薬です。
糖尿病の方で、飲み薬療法をおこなっている方は、解熱鎮痛剤などの他の市販薬を同時に服用するときは注意が必要です。市販薬によっては、糖尿病の薬といっしょに飲むと、血糖値を下げる降下が強くなったり、逆に弱くなったりする場合があるからです。
例えば、解熱鎮痛剤の一部には、同時に服用することでスルフォニル尿素薬(糖尿病の薬の一種)の作用を強めることがあります。そうなると血糖値を下げる効果が強すぎてしまい、低血糖になり、昏睡などの危険な状態になる恐れがあります。
糖尿病の飲み薬と一緒に、頭痛薬や解熱鎮痛剤などの市販薬を服用する場合は、医師に相談するようにしましょう。
ちなみに、スルフォニル尿素薬の血糖降下作用を強める可能性のある薬の一例を下記に記載しておきます。
・サリチル酸系の解熱鎮痛薬
・消炎鎮痛薬
・血圧降下薬
・フィブラート系薬剤
・テトラサイクリン系抗生物質
・プロペネシド
・モノアミン酸化酵素阻害薬
・ワルファリン |
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