|
インスリン療法を行っている方が、かぜをひいた時の対策には、症状によってインスリンの量を調節する必要があります。
吐き気、下痢、腹痛のため食事量が少なくなったり、食事が全然とれなくなったりした場合、インスリン注射の量を減らす場合もあります。
インスリンを減らす量は、通常の量の 2分の1、3分の1、に減らします。
そして、発熱のために、インスリン抵抗性が高くなり、インスリン注射が効きにくくなることがあります。そうなると、血糖値がなかなか下がらないことがあります。
この場合は、インスリン製剤の量を増やすこともあります。インスリン製剤をどれくらい増やすかの判断は、血糖値、尿糖、尿ケトン体の測定値が役立ちます。
かぜをひいてしまった時に、どのようにインスリンの量を調節していくのかなどは、事前に医師に聞いておきましょう。上記のことはあくまでも参考程度にとどめてください。実際の治療となると、個人の症状によってかなり違いがでるので、注意しましょう。 |
|
|