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副腎皮質ホルモン剤
(ふくじんひしつほるもんざい) |
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副腎皮質ホルモン剤とは、副腎皮質から分泌されるホルモンのうちの「糖質コルチコイド」を元に作られた薬剤です。
糖質コルチコイドは、血液中のブドウ糖の濃度を高める作用と、炎症や拒絶反応を抑制する免疫抑制作用があります。
2型糖尿病の方で、副腎皮質ホルモン剤のような血糖コントロールを悪化させる薬物を飲まざるをえない場合は、インスリン注射をする必要があります。
そして、感染したり、外傷を受けたり、手術中などでは、インスリンの働きに拮抗(きっこう)する副腎皮質ホルモンやカテコールアミンなどのホルモンが増えて血糖値が上昇するので、インスリン療法が必要になります。
ちなみに副腎とは、左右の腎臓の上に1個ずつあり、ホルモンの分泌に関係する臓器です。
そして、皮質とは、副腎、腎臓、脳、などの臓器における表層部分の事です。
つまり、副腎皮質とは、副腎の外側に存在し副腎を包むようにして存在する皮質のことです。 |
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