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歩行運動とは、いろいろな運動の中でも基本となるもので、「歩く」ことです。
糖尿病の方は血糖コントロールを良好に保つために毎日適度な運動を行うことが大切です。歩行運動は、誰でも手軽にできる運動なので、糖尿病の方の運動療法にとても適しています。
歩行運動をする場合は、時間・速さ・回数・強さ、をどうするかが重要です。それぞれどの程度行うかは糖尿病の方の運動能力、年齢、合併症の有無などによって変わります。くわしいことは医師と相談して決めるのがベストですが、一般的なめやすを解説していきましょう。
歩行運動の回数は、1日に 2回ぐらいがいいでしょう。仕事などでなかなか歩く時間がとれない方は、通勤・通学の時間をうまくつかって歩くようにしましょう。
歩行運動の時間は、1回でだいたい 30分ぐらいがいいでしょう。歩く時間が短いと血糖値を下げる効果がでないので注意しましょう。すこし汗ばむぐらいがいいですね。
歩行運動の速さは、目安としては「1分間に80m」ぐらい進むスピードではじめてみて、慣れてきたらもっとスピードを上げていきましょう。
歩行運動の強さは、運動後の脈拍が運動前より 20%増すぐらいがいいでしょう。
これらの歩行運動の目安は参考までにしてください。無理のない程度に、自分の体調と相談しながら長く続けていくことが大切です。 |
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