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敗血症とは、血液における細菌感染症で、体内にある病巣から血液中にずっと病原菌が出ていき、放置すると命の危険のある状態のことで、細菌による感染症の中では一番重症な状態です。
糖尿病、血液疾患、肝・腎疾患、悪性疾患、膠原病(こうげんびょう)などや、未熟児、高齢者、手術後などに敗血症が見られることが多いとされています。さらに白血球数が低下している人、薬を投与されて感染に対する防御能力が低下している人も敗血症を起こしやすいので気をつけなければいけません。
症状としては、発熱、そして重症の場合には逆に低体温になる場合もあり、心拍数や呼吸数の増加、低血圧、意識障害となる場合もあります。細菌自身や細菌が作り出す毒によって大事な内臓がダメージを受け、放っておけば死に至る事になります。
糖尿病の方がこの敗血症になる割合は、健康な方にくらべて 4倍にもなるといわれています。 |
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