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糖尿病の食事療法を行っていく上でとても役立つのが食品交換表です。
食品交換表は、「栄養のバランスがとれた食事」を実行しやすいようにできています。
栄養のバランスがとれた食事というのは、必要な量と種類の栄養素を偏ることなくとることです。
必要な栄養素は、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの 5種類に分けられます。
これを 5大栄養素といいます。この 5大栄養素をバランス良くとれる食事をすることが大切です。
そして、5大栄養素の中の、糖質、タンパク質、脂質は 3大栄養素とよばれます。糖尿病の食事療法でも、特にこの 3大栄養素をバランスよくとることはとても重要です。
一般的には、1日の総エネルギー量の 50%〜60%を糖質、15%〜20%をタンパク質、20%〜25%を脂質からとるのがよいとされています。
そして、3大栄養素にくわえて、ビタミン、ミネラルもとることが大切です。ビタミン、ミネラルは不足がちになりますので、意識してとるようにしましょう。
さらに、食物繊維もしっかり食べるようにしましょう。食物繊維は腸で栄養素の吸収を穏やかにするので、血糖値が上がりにくくなります。コレステロールを体の外に排出する働きもあるので、動脈硬化の予防にもなります。 |
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