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糖尿病になってしまったら、医師の指示のもと、食事療法、運動療法、必要ならば薬物療法を行っていきます。
食事療法であれば、決められたカロリー以上の食事を食べてはいけませんし、運動療法であれば、血糖コントロールに最適な分の運動を続けていく必要があります。
ただ、これらは指示されても、実行していくのは糖尿病である方自身です。他の人がなかなか手取り足取りというわけにもいきません。
つまり、糖尿病とうまく付き合っていくことは、最終的には糖尿病の方の意志や自己管理にかかっています。
いくら家族の方が口うるさく言ったとしても、本人が隠れて余計に物を食べたり、運動をさぼったりしていては何にもなりません。
性格によって、自己管理が出来る人、意志が弱くうまくいかな人などいろいろでしょう。
ただ、糖尿病であるにもかかわらず、食生活を注意しなかったり、運動もしないなどを続けていけば、どのような恐ろしいことになるのかは、合併症のページでも解説しました。
視力は落ち、最悪の場合は失明、腎臓は機能しなくなり、尿がでないために、人工透析という治療を 1日おきに 1回 5時間かけて受けなければならなくなります。足は腐ってきて、最悪切断することになります。
かなり怖いことばかり書いてしまいましたが、私は身近な人で苦労している方を見てきているので、みなさんにはそのような苦労をして欲しくありません。
ですから、糖尿病の方は自己管理をしっかりして、糖尿病の治療をしっかり続けいく意志を持ちましょう。そうすれば糖尿病は怖い病気ではありませんからね。 |
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