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糖尿病による感染症はどのようにして起こるのでしょうか?その理由・原因を見ていきましょう。
人間の体は、体内に細菌などの体によくないものが入ってきたら、それを排除しようとして、白血球を中心とした免疫システムが働きます。
白血球は血液の中にあるのですが、血糖値が高くなることで、この白血球の働きが弱くなって、細菌などを排除したり、細菌に対する抵抗力をうまくつくれなくなります。
さらに、高血糖は細菌にとってとてもよい状態で、糖分を栄養としてさらに活動し、増えてしまうのです。
また、糖尿病による血管障害などになっていると、ほとんどの場合、感染症の回復が遅くなります。
それは、血流が悪くなるせいで、細胞に酸素や栄養がちゃんと行き渡らず、機能が低下してしまうからです。白血球も体の細部まで行き渡りずらくなるので、回復も遅くなってしまいます。
感染症によりインスリンの働きを悪くするホルモンが分泌されることも知られています。それにより、さらに高血糖になってしまいます。
神経障害を起こしている方は、感染症による痛みを感じないこともあるので、感染症であることに気付かず、対処が遅れることもあるので要注意です。 |
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