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糖尿病には、 3大合併症というものがありますが、その他にも知っておきたい合併症がいくつかあります。その一つが、動脈硬化(どうみゃくこうか)です。
動脈硬化とは、動脈という血管の内側の壁に脂肪やコレステロールがたまってしまい、血管が硬く、もろくなる病気です。
動脈硬化は、さらに様々な病気を引き起こすのでとても怖い病気です。(どのような病気を引き起こすかは次のページの「糖尿病の動脈硬化による狭心症・心筋梗塞」からご覧ください)
動脈硬化になりやすくなる原因は、糖尿病だけでなく、内臓脂肪がたまる(肥満)、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、などもあります。
そして、これらを複数もっていると、さらに動脈硬化は進んでしまいます。この状態のことを「メタボリックシンドローム」といい、危険な状態といえます。
動脈硬化になりやすくするのは、多くの場合、過食と運動不足です。つまり「生活習慣の乱れ」ですね。
ですから、メタボリックシンドロームにならないためには、生活習慣を改善することが重要です。
動脈硬化は、だれでも年をとれば起こるのですが、糖尿病の方は普通の人より早く動脈硬化が起こり、しかも悪化するスピードも速いので注意が必要です。
動脈硬化が悪化していくと、血管が詰まってしまいます。血管が詰まると、その先に血液が流れなくなるために、いろいろな障害が起きてきます。
それでは次のページでは、動脈硬化により引き起こされる様々な病気について見ていきましょう。
※次のページ「糖尿病の動脈硬化による狭心症・心筋梗塞」へ |
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