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糖尿病の合併症として、糖尿病性壊疽(とうにょうびょうせいえそ)というものがあります。
壊疽(えそ)とは、皮膚の傷が原因で、そこから細菌が感染することで化膿してしまい、化膿がさらに進んで皮膚から皮下組織までの細胞が死んでしまい、腐ってきてしまう病気です。
潰瘍(かいよう)になったり、最悪では骨が腐ってしまい、切断しなければならなくなる恐ろしい合併症です。
壊疽は、靴づれ、怪我、やけどなどをきっかけにして、足の先端・末端部からはじまり、そのうちに足全体に広がります。
壊疽が起こりやすい具体的な場所は、足のうら、足の指先、足のつめのあたり、足の甲、かかと、などです。足のいろいろなところに起こります。
症状の状態は黒いあざのような感じであらわれますので、そのような症状が足にある場合は要注意です。すぐに医師に診てもらいましょう。
治療が遅れると、足の指や足をおおきく切断しなければならなくなります。早期発見して治療できれば治りやすい病気です。
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