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神経障害といっても、いくつかの種類があります。
脳と脊髄からなる中枢神経(ちゅうすうしんけい)と、中枢神経から枝わかれしている末梢神経(まっしょうしんけい)の 2つです。
糖尿病性神経障害は、2つのうちの末梢神経に障害が起こる確率が高いです。
末梢神経とは、脳の指令を伝えたり、体のからの情報や刺激を脳に伝えたりします。全身に網の目のように張り巡らされていて、「知覚神経」、「運動神経」、「自律神経」の 3種類があります。
知覚神経は痛みや温度を感じ、運動神経は手や足の動きを担当し、自律神経は内臓とホルモンの分泌を調整する働きがあります。
この 3つの末梢神経のうちの、知覚神経と自律神経に合併症の症状が出やすいのです。
糖尿病による高血糖は、この末梢神経の細胞をおかして、知覚・運動・自律神経がつかさどっている体のいろいろなところに障害が起こります。 |
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