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糖尿病性腎症の第3期
〜顕性腎症(けんせいじんしょう) |
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糖尿病性腎症は、腎臓の機能障害の程度により段階があり、その段階は、第 1期〜第 5期まであります。このページは、その第
3期について見ていきましょう。
◆糖尿病性腎症の第 3期 「顕性腎症」
第 3期の顕性腎症(けんせい じんしょう)は、尿検査で持続的なたんぱく尿が出るようになります。
そして、顕性腎症は症状により「前期」と「後期」に分けることができます。
前期の顕性腎症は、糸球体ろ過値は正常ですが、持続的なたんぱく尿が出ます。腎機能は正常で自覚症状はありません。
後期の顕性腎症は、糸球体のろ過値が下がり、血圧が上がったり、疲れや足がむくんだりなどの症状がでてきます。
一般に、微量アルブミン尿が出始めてから 10年ぐらいすると顕性腎症の段階になるといわれています。
◆顕性腎症での必要な検査
毎月の尿たんぱく検査と腎機能検査、そして血液検査をおこないます。
◆顕性腎症での治療法
顕性腎症の前期では、血糖コントロールや血圧を下げる降圧療法、たんぱく質を制限した食事療法も取り入れます。
顕性腎症の後期では、血圧を下げる降圧療法やたんぱく質の低い食事をとるようにします。
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