|
スルホニル尿素薬(スルフォニル尿素薬)とは、40年以上糖尿病の飲み薬として最もよく使われている薬です。安全で、血糖値を下げる効果があります。
「スルホニル尿素薬の作用」
スルホニル尿素薬の主な作用は、膵臓のβ細胞(B細胞)を刺激し、インスリンの分泌を増やします。さらに、インスリンの働きを良くし、肝臓から放出されるブドウ糖の量を抑えます。
スルホニル尿素薬はインスリンの分泌を増やすのが主な作用なため、膵臓にインスリンを分泌する力がまったく無いと効果が期待できません。
服用は食前が基本ですが、食後でもかまわないと考えられています。
「スルホニル尿素薬の副作用」
スルホニル尿素薬の欠点は、服用量が多すぎると低血糖になることがあります。肝臓・腎臓の弱い方、お年寄りの方は特に注意してください。
そして、空腹感がとても強くなることです。ですので、余計に食べてしまわないように注意してください。
また、長い間使っていると効果が現れにくくなります。(この現象をスルホニル尿素薬の二次無効といいます。)そのため、薬の服用量が増えるなどのマイナス面があります。 |
|
|