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糖尿病の飲み薬である「経口血糖効果薬」を使う時にはいくつか注意しなければならない点があります。
まず、一番気をつけることは、低血糖です。飲み薬の服用を正しく行わないと、血糖値が低くなりすぎてしまい、低血糖の状態になってしまいます。
具体的に低血糖を防止する方法は、空腹の状態が長く続かないようにすることです。毎日
3食決められた量を規則正しく、食べるようにしましょう。
もし食事が取れないときや、やむをえず食事を抜くようなときは、薬を飲むのを見合わせましょう。食事の量がいつもよりも少ないときは、薬の量を減らすほうが良いこともあります。医師と事前に、少ない食事の時の薬の量についても相談しておきましょう。
低血糖の症状は、ひどい空腹感や脱力感、動悸、冷や汗などがあらわれます。
飲み薬による低血糖は、インスリン療法での低血糖に比べれば、症状も軽い場合が多く、起こる確率も少ないです。
だからといって、低血糖になってしまうと、脳や内臓に障害をもたらす可能性があります。昏睡に陥れば、命の危険もあります。
ただ、いたずらに怖がることはありません。医師の指示にしたがい薬を服用していれば問題はありません。一番よくないのは、自分で勝手に判断して薬の量を増やしたり、薬を飲み忘れたからといって服用時間を守らなかったりすることです。
わからないことは医師に相談することを心がけてくださいね。
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