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糖尿病の中でも、2型糖尿病の方の場合の治療は、食事療法と運動療法により、血糖値をコントロールしていくのが基本です。
ただ、食事療法と運動療法での血糖値のコントロールがうまくいかない方もいらっしゃいます。
そのような方には、血糖値を下げる経口薬の「経口血糖降下薬」という飲み薬を使って治療をします。これを「経口薬療法」といいます。
また、飲み薬でも効果が期待できない場合は、インスリンを体内へ注射する「インスリン療法」を行います。
インスリン療法については「インスリン療法とは?」のページから紹介していきますので、ここからは、糖尿病の飲み薬による薬物療法について見ていきます。
糖尿病の経口薬(飲み薬)は、使用目的や作用などによって、種類があります。ですから、糖尿病の方の症状によっては、2〜3種類ぐらいを併用する場合もあります。
経口血糖降下薬を飲むと、体内に吸収されて、膵臓や肝臓、腸管へ作用して、血糖値をうまくコントロールしてくれます。
ですから、経口血糖降下薬による治療の対象となる人は、膵臓(すいぞう)のインスリンの分泌能力がある程度残っている人になります。
インスリンの分泌量が決定的に不足している1型糖尿病の人は、飲み薬による治療の対象にはなりません。
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