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人間の体は、必要最低限のエネルギーで最大限の効果が出せるようになっています。この、「1日の必要エネルギー」がちゃんと
とれる食事をしていれば健康でいられて、糖尿病の方であれば、代謝の状態が良くなることがわかっています。
1日の必要なエネルギーは「適正エネルギー量」といいます。医師の診断によって指示されるので、「指示エネルギー」ともいいます。これは、性別、年齢、身長、毎日の生活の活動量などによって決まります。
適正エネルギー量は一般的には、身長を基準に考えていきます。算出方法は、「適正エネルギー量の計算方法」のページで解説していますので、参考になさってください。
糖尿病の食事療法は、まず、適正エネルギー量を 80で割って単位に置き換えます。そして、食品交換表を参考に、割ってでた数の単位(総単位数)の分だけ食事をとっていきます。
ただ、 1日の総単位数を、1日 3食にどのように分ければいいのでしょうか?。
1食に偏って単位数を多く配分しすぎると、1食にとるカロリーや糖分が多くなってしまいます。かたよってカロリーや糖分をとってしまうと、急激に血糖値があがってしまうのでよくありません。
さらに、1食の総単位を、食品交換表の「表1」から「表6」にどのように配分すればよいのかというのも、知りたいところですね。
「1日の総単位数の配分」と 「1食の総単位数の配分」については医師がくわしく指示してくれます。書類として指示を渡してくれることもあます。その書類を「食事指示票」といいます。
次のページでは、食事指示票について くわしく見てきましょう。
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