|
尿糖検査は、尿の中のブドウ糖(尿糖)を見つける検査です。血糖値が高くなると、尿の中にブドウ糖があらわれやすくなるため、尿をしらべるんですね。
尿糖検査は、尿糖の最も出やすい(血糖値が高くなりやすい)食後2時間の尿に、専用の試験紙を浸しておこなわれます。これを「尿糖試験紙法」といいます。
ただし、尿からブドウ糖が検出されたからといって、糖尿病であるとは限りません。生まれつき糖尿がでやすい人もいます(これを腎性糖尿という)。
糖尿病とは、高血糖がつづく病気ですので、糖尿がでたから糖尿病と決めつけることはできません。糖尿がでていなくても糖尿病である人もいます。
たとえば、血糖値が 140〜160mg/dl の軽い高血糖の場合は、糖尿が出ない場合もあります。通常、血糖値が
約 160〜180mg/dl 以上にならないと尿の中にブドウ糖がでません。
高齢者の方ですと、血糖値が高くても糖尿が出ないこともあります。
尿糖検査で糖尿がでているという結果がでても、それだけで糖尿病とは決められないことになります。ですが、糖尿が出るということはかなり高い確率で糖尿病の疑いがあります。
ですので、尿糖検査で陽性がでたら、血液検査を行います。
それでは次のページでは、糖尿病の血液検査である「血糖測定検査」について見ていきましょう。
※次のページ「糖尿病の診断検査 〜血糖測定検査」へ進む
|
|
|