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糖尿病は「なりやすい体質」にも注意しなければなりませんが、糖尿病になる原因は他にもあります。
では、糖尿病の原因はどんなものがあるか、見ていきましょう。
・肥満
肥満は、糖尿病になる原因としてもっとも多いものです。肥満すると体脂肪が増えて、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の作用でインスリンの働きが低下します。
ですから、普通の人より肥満の方は、膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンをたくさん必要としますが、インスリンを大量に分泌している時間が長くつづくと、膵臓が疲れてしまい、最後にはインスリンをあまり分泌しなくなってしますのです。
・過食
過食により、血液のブドウ糖が急に増えると、膵臓はさらに大量のインスリンを分泌して血糖値を正常な状態にしようとします。インスリンの分泌能力が十分であればいいのですが、インスリンの分泌量がついていかないと、高血糖状態が長くつづくことになり、膵臓のβ細胞がどんどん壊れてしまい、インスリンの分泌能力が低下してしまします。
・運動不足
運動することは、血糖値をさげるのにとても良いです。でも、現在では自動車などが普及し、歩くことさえもしない生活をしている方も多いでしょう。
運動不足はインスリンの働きを悪くしてしまいます。
・ストレス
大きなストレスによって、インスリンの作用を弱めてしまうホルモンが分泌されます。インスリンの作用を弱めてしまうホルモンを、「インスリン抵抗性ホルモン」といいます。そのせいで、インスリンの働きが弱くなり、血糖値が下がらず、糖尿病になってしまうのです。
・加齢
加齢によって、膵臓の働きが弱くなると、インスリンの分泌量が少なくなります。そうなると、血糖がなかなかさがらず、高血糖の状態がつづいてしまいます。
・妊娠
妊娠している時は、胎盤から分泌されるホルモンがインスリンの働きをジャマするため、糖尿病になりやすくなってしまいます。出産後に、正常に戻りますが、戻らない人もいます。
妊娠を繰り返すことで、糖尿病になりやすくなってしまいます。
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