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若い人に起こりやすい 1型糖尿病は、インスリンの分泌量が絶対的に不足するために起こります。日本人には少ないタイプの糖尿病です。
だいたい、3〜4歳ごろ、そして、10歳から18歳ぐらいまでの年齢の人に起こることが多いといわれています。ですから、若年性糖尿病ともいわれます。まれに、中高年の方にも発病します。
症状としては、かぜのような症状から、尿の量の増加、喉の渇き、急に痩せる、などの症状があらわれます。
1型糖尿病になる原因は、インスリンの分泌をする膵臓のランゲルハンス島のβ細胞(B細胞)が壊されることで発症します。β細胞が壊される理由はまだ解明されていないのですが、「自己免疫反応」との関わりがあるのではないかと考えられています。
人間の体には、自分の体内に異物が入ると、それを排除しようとする免疫機構があります。しかしそれが異常な働きをしていまい、自分自身の細胞・組織を攻撃してしまいます。その攻撃がβ細胞にむけられると、β細胞が働かなくなってしまうのです。
なぜ、免疫機構が異常な働きをするのかは詳しくは解りません。ウイルスによる感染が原因ではないかという指摘もあります。 |
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